序章1 希望1-2
HEBEREKE国立atsugi simokawairi大学の学園祭で、PitterはAngeliraに恋心を抱いてしまった。
お尻を思いっきり蹴られた瞬間は、ビックリするやら怒れるやらで・・痛さのあまり両目から火が出たかのような感覚にとらわれながら振り向いたらAngeliraが真っ赤な顔で謝っていた。
『かかか可愛いいいいい・・・!』
と思った・・・と、その時Angeliraが突然その場から駆け出して行った。
Pitterは、反射的にAngeliraを追いかけていた。
そして、噛み合わない会話・・その後の充実感・・、
Angeliraと打ち解けてまたフォークダンスの踊りの輪に二人並んで入り、
時間を忘れて踊り明かしていた。
後夜祭が終わり、祭りの興奮冷めやらぬ中、
Angeliraと何となく別れてしまって・・
Pitterは大学の寮に戻ってきた。
『しししまった~~!Angeliraのline聞くの忘れたーー!』
Pitterは、失意のうちに寮のドアを力なく開け、
薄暗い共用通路を抜けて1Fの一番奥にある
自分の部屋に入った。
「やあ!Pitter!! お帰り!!」
Shuuu^^^shuuu---shuuuu~~~
ぱうわあああああ~~~~~~!!!
「せせせ先輩!! 何やってんですかあ~~!」
「I’ll be back!!」
「って・・やめてくださいよお~~!いっつも裸だしぃ!!服着てくださいよお!!」
「人間とは不思議な動物だ・・」
「・・・・・」
Pitterの部屋にはルームシェアしている硬式テニス部の先輩がいる。
彼の名前はshuwa先輩。
atsugi simokawairi大学では、超変人で有名だが、誰も彼の素性は知らない。
Pitterは、この大学に入学してすぐこの学生寮に入り、この部屋でshuwa先輩に出会った。
shuwa先輩はカッコ良くってスポーツ万能で超優等生なのだが、
5感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が優れ過ぎており
どこか人間離れしている。
言動も何がどうとかいうのではなく、どこか変なのだ。
常に理性的で礼儀正しく控えめなのだが、やることが常軌を逸している。
Pitterは当初、shuwa先輩は最新式のアンドロイドなのだろうかと思って疑っていたが、
4月に実施された徴兵に伴う校内一斉身体検査の結果、
彼は生身99%以上部門で優勝している。
ちなみにPitterは虫歯のため右奥歯上下を一本ずつインプラント治療しているので、
生身95%部門で12位であった。
「Pitter、何かあったのか?」
「・・・!先輩はお見通し・・ってか、パンツぐらい履いてください!」
「人間とは不思議な動物だ・・」
「・・・実は・・・」
Pitterは後夜祭のできごとを包み隠さず全てshuwa先輩に話した。
「君は今交際しているJennyとはどうするつもりだ・・別れるのか?」
「彼女とは生き方についてギャップを感じている。
今でも彼女を愛しているし良い友人だと思っている。
彼女も同じ考えだ。でも・・・」
「・・・君の考えは理解できた・・男女の相性は理論では解決できない・・・。
Lineをつきとめることは可能だが、本人にもう一度会って二人で
フルフルしたほうが良いのではないだろうか・・!!!」
「先輩・・ありがとうございます!僕・・やってみます!!って・・先輩どこ?」
Shuuu^^^shuuu---shuuuu~~~
Shuwa先輩は、Pitterの前から忽然と消滅していた。
Shuwa先輩
*この物語はフィクションであり、登場する国・組織・人物その他の設定は全て架空のものである。
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